環境省は、平成24年度風力発電等アセス先行実施モデル事業の採択結果を公表した。同事業は、平成23年4月27日に公布された改正環境影響評価法(改正アセス法)の全面施行(平成25年4月1日)より前に、計画段階配慮書(以下、「配慮書」)段階の環境影響評価手続に先行的に取り組む事業者を対象に、配慮書に記載する事項の検討等を支援するもの。今回、公募をしたところ風力発電事業6件の応募があり、厳正に審査を行った結果、以下の4件を採択した。1)北海道宗谷郡猿払村及び枝幸郡浜頓別町(三洋テクノマリン(株))、2)北海道せたな町((株)東洋設計)、3)岩手県葛巻町((株)東洋設計)、4)滋賀県高島市((株)環境総合テクノス)。同省では、同事業により、風力発電等について質が高く効率的な環境影響評価の実施を促進し、適切な環境配慮がなされた風力発電等事業の着実な導入に貢献していくという。