国土交通省は、同省の中期的地球温暖化対策中間とりまとめを公表した。京都議定書目標達成計画の計画期間が2012年度で終了することを踏まえ、政府では、国際的枠組みの合意形成に関する国際交渉の動向を見据えつつ、2013年以降の地球温暖化対策について検討が進められおり、2012年夏を目途に「革新的エネルギー・環境戦略」が策定される予定となっている。同戦略の策定に向けて、同省では、所管分野の地球温暖化対策について、社会資本整備審議会環境部会・交通政策審議会交通体系分科会環境部会合同会議において議論を重ねてきた。今回、両部会として、同省の中期的地球温暖化対策の基本的考え方及び対策・施策のメニューを内容とする中間とりまとめを行い、公表した。これによると、同省における対策の3つの視点として、1)地域の特性に応じた低炭素まちづくり、2)東日本大震災以後のエネルギー制約への対応と望ましいエネルギーシステムの構築、3)ライフスタイル・ワークスタイルの変化を踏まえた地球温暖化対策、を掲げている。