環境省は、平成24年度再生可能エネルギー等導入推進基金事業に係る配分額を決定したと発表した。同事業は、東日本大震災の被災地域の復興や、原子力発電施設の事故を契機とした電力需給の逼迫を背景として、防災拠点等への自立・分散型のエネルギーシステムの導入事業を実施する地方公共団体等を支援するため、「再生可能エネルギー等導入推進基金」(グリーンニューディール基金)を交付するもの。「災害に強く環境負荷の小さい地域づくり」が国を挙げての課題となっていることから、同基金制度を活用し、災害に強い自立・分散型のエネルギーシステムを導入した、全国的な環境先進地域(エコタウン)づくりを進める。今回、同基金の造成対象となる都道府県(13自治体)及び指定都市(2自治体)を公表するとともに、各自治体への配分額(総額121億円)を決定した。事業実施期間は、平成24年度から平成28年度までの5年間。