双日(株)は、事業パートナーであるマレーシアの資源エネルギー企業メラワール・インダストリアル・グループ(MIG)とともに、タイで環境配慮型のガスコンバインドサイクル発電所(天然ガス複合火力発電所:容量16万kW)を運営すると発表した。この発電所は、日本企業も多く進出する工業地帯であるタイ・ラヨン県に建設され、2010年10月に商業運転を開始する予定。双日は、2007年12月に韓国企業と共同で、タイの独立系発電事業会社であるサイアム・パワー・ジェネレーション社(SIPCO)から、この発電所建設プロジェクトの設計・機器調達・建設(EPC契約)を受注。同社では今回さらに、SIPCOの株式を25%取得し、EPCだけでなく発電事業にも参画する。タイの電力需要は、毎年約7%の伸びを記録しており、2015年には現在の倍となる約4000万キロワット/時の電力需要が発生する見込みという。