王子製紙(株)は、同社社有林の美瑛山林(北海道・美瑛町)で、(株)大林組と地熱発電の共同調査を実施すると発表した。地熱発電は、地下深部から供給される熱源により温められた熱水・蒸気を利用する発電方式で、温暖化ガス(CO2)の排出が少なく、安定した発電量が得られる再生可能エネルギーとして注目されている。今回、美瑛山林が国の調査により、エネルギー量の高い地熱貯留層があることが判明したことから、重力・電磁探査等の地表調査を実施して地熱ポテンシャルを確認する。同社では、調査の結果、同地域での地熱発電が有望であると確認された場合、更なる調査を進め、事業化への検討を進めていく予定という。