環境省は、平成23年度東日本大震災の被災地における化学物質環境実態追跡調査結果を公表した。この調査は、東日本大震災を受け、青森県、岩手県、宮城県及び福島県の被災地沿岸域において、残留性有機汚染物質(POPs)及び被災地での取扱量が多い有害化学物質等のモニタリング調査を実施したもの(調査実施日:平成24年2月6日~23日(大気)、平成24年1月13日~2月7日(水質・底質)、平成24年1月24日~4月10日(生物))。調査の結果、水質環境については、トリブチルスズ化合物が2地点、エンドリン、ペンタクロロベンゼン及びトリフェニルスズ化合物が各1地点で、既往調査結果(平成20~22年度の化学物質環境実態調査の結果)における濃度範囲を超えていた。また、生物環境については、アルドリン及びトリフェニルスズ化合物が各1地点で、既往調査結果の濃度範囲を超えていた。大気、底質環境については、全地点で既往調査結果の濃度範囲内であった。同省では、既往調査結果の濃度範囲を超えた物質について調査地点を追加する等の見直しを行った上で、平成24年度もモニタリング調査を実施する予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | モニタリング | 化学物質 | 環境省 | 水質 | 生物 | POPs | 残留性有機汚染物質 | 東日本大震災 | 被災地 | トリフェニルスズ |
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