鹿児島県は、平成23年度のダイオキシン類の設置者による測定結果を公表した。ダイオキシン類を排出する特定施設の設置者は、ダイオキシン類対策特別措置法第28条の規定に基づき、年1回以上自主測定を行い、その結果を知事に報告することになっている。今回、平成23年度中に測定し、知事に報告のあった測定結果を公表した。1)廃棄物焼却炉では、排出ガス(対象施設136)は0ng-TEQ/m3N~8.6ng-TEQ/m3Nの範囲で、全ての施設で排出基準に適合していた。また、ばいじん(対象施設101)は0ng-TEQ/g~10ng-TEQ/gの範囲で、焼却灰(対象施設128)は0ng-TEQ/g~0.87ng-TEQ/gの範囲であった。2)廃棄物焼却炉以外では、アルミニウム合金の溶解炉の排出ガス(対象施設1)、クラフトパルプの漂白施設の排出水(対象施設1)ともに、排出基準値以下であった。同県では今後も、設置者による測定の実施・報告の徹底、及び排出基準の遵守について、指導していくという。