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 三井造船(株)の子会社、国内最大規模のバイオマス発電設備を稼動開始

発表日:2008.05.29


  三井造船(株)の子会社である市原グリーン電力(株)は、関東地区で発生する建築廃材からの木材チップを主燃料としたバイオマス発電設備の本格稼動を開始した。このバイオマス発電事業は、三井造船千葉事業所(千葉県市原市)内に建設したプラントで発電するもので、発電能力は49,900kW。送電能力は43,800kWでバイオマス発電設備としては国内最大規模になる。燃料となる建築廃材由来の木材チップや紙・廃プラ固形燃料(RPF)は、新エネルギー供給(株)から受け入れ、同社と三井造船が設立した循環資源(株)が供給管理を行う(年間供給量:約25万トン)。この発電事業の特長は、競合しあう多くの企業と異なる分野の企業が、新しいスキームによる燃料の安定供給体制を構築し、循環型社会形成に向けて協働する事業形態となっていること。また、年間35万トンのCO2削減効果(年間原油換算量約10万キロリットル)があるという。

情報源 三井造船(株) 技報(PDF)
機関 三井造船(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード バイオマス | 三井造船 | 発電
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