シャープ(株)は、国内多結晶太陽電池で業界No.1(同社調べ)のモジュール変換効率14.4%を実現するとともに、耐風圧性能の強化により屋根への設置容量を従来に比べて平均で約1.5倍に拡大できる多結晶太陽電池モジュール(切妻・陸屋根用)など、国内向け住宅用2008年度モデル合計5機種を発売する。全5機種とも、メイン電極を従来の2本から3本に増やすことにより集電ロスを低減し、加えて電極の細線化により受光面積の拡大を図った新開発の高効率セルを採用。これによりモジュール変換効率の向上を実現した。また、モジュール・架台の耐風圧性能を強化することにより屋根の端近くまで設置することが可能になり、設置容量が大幅に拡大した。同社では、変換効率の向上と設置容量の拡大を図った今回の多結晶太陽電池モジュールの展開により、家庭のCO2排出量削減に貢献していくという。