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 岩谷産業(株)、水素を直接供給する「家庭用燃料電池コージェネレーション」を一般家庭に設置し実証運転を開始

発表日:2008.06.05


  岩谷産業(株)は、水素を直接供給する「家庭用燃料電池コージェネレーション」を一般戸建住宅に設置し、平成20年6月6日より実証運転を行う。このシステムは、東芝燃料電池システム(株)の純水素型燃料電池発電ユニットと排熱利用給湯暖房ユニットで構成され、敷地内の水素容器保管庫から直接水素ガスを供給して発電を行う。この純水素型燃料電池は、発電効率が47%以上(700W定格出力時、同社実測値)となり、排熱利用も含めたコージェネレーションとしての総合エネルギー効率は90%以上(700W定格出力時、メーカー目標値)が期待される。現在、燃料電池コージェネレーションは、LPガスや都市ガスなどを改質して水素を生成する「改質型」が先行開発されているが、水素を直接供給する今回のシステムは、高効率による省エネルギー性や環境負荷低減、及び水素パイプラインを主とした将来の地域水素供給システム等への対応が期待されるという。

情報源 岩谷産業(株) ニュースリリース
機関 岩谷産業(株)
分野 地球環境
キーワード 岩谷産業
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