奥日光地域におけるエコツーリズムの現況と将来展望に関する調査実習にて
Aさん
奥目光でネイチャーツアーに参加し、エコツアーを体験した。行程は、光徳沼から戦場ヶ原を抜け、湯滝に向かうというルートで、帰りには湯元の足湯で、1目のハイキングの疲れをとった。何度も足を運んだことのあった奥日光であったが、ネイチャーガイドの方と一緒に歩いたことで、改めて奥目光の白然を再発見することができた。ネイチャーガイドは、奥目光の白然や木々や草花の生態、野生動物などについて、多くのことを知っていて、時々立ち止まって色々と説明をしてくださった。登山道から一歩入ると、死んだ鹿の頭蓋骨を見つけた。ここには頭しかなく、体の部分は別の所にあるそうだ。それは死んだ鹿を色々な動物が分けて食べるためで、まさに食物連鎖が自然界で実際に行われているのだと実感した。
セミがまさに脱皮している瞬間を見たりもした。ただのハイキングでは通りすぎてしまうところを、ネイチャーガイドと歩くことで、周囲の白然に気付くことができた。今回のフィールド・スタディのねらいでもあった「白然の良さ・不思議・面白さを体験する」ことができて良かった。
Bさん
大学に集合し、みんなでバスに乗って目的地に向かうということで、なつかしい遠足の印象を受けた。実際に着いてからもそうで、光徳という所から湯滝までのハイキングもなつかしさにあふれていた。現地ガイドの説明を聞きながら、少し大人になった今だからわかる景観の美しさを感じた。一度訪ねてみたいと思っていた戦場ヶ原を実際訪れて、だだっ広い湿原というイメージが、地面が鉄イオンの影響で赤くなっていたりするなど、少し違った印象を受けた。想像以上に景色が良くて、感動すら覚えた。今回のエコツアー体験により、白然の美しさを学ぶことができた。今後ハイキングを行う際には、何をポイントとして見て歩くかということを生かしていきたい。
Cさん
ビジターセンターでのスライドがとても勉強になりました。奥目光に生息する植物・動物の生態系についての話はとても興味深く、なかでも鹿の骨を見る機会は今までなかったので良い経験ができたと思います。また、冬の奥日光の写真はとてもキレイで感動しました。湖からの湯気が木に氷の葉をつけるという現象は自然のスゴサ・強さに驚かされた気がしました。雨が降っていたのは少し残念でしたが、戦場ヶ原から湯滝までのハイキングは楽しかったです。途中で木が倒れていました。私は雷でも落ちたのかなと思いましたが、実際は大きな木の中が空洞で腐ったり、地下水が流れているために根が下ではなく横へ広がり、木が自分自身で支えることができなくなったためでした。これも自然の摂理でしょうか。最後に見た湯滝はとても大きくて感動しました。自然のずごさや大切さを理解するためにはとても良い機会だと思いました。