海外ニュース


 アメリカ海洋大気庁、カリフォルニア州沖の海洋保護区拡大を提案

発表日:2012.12.20


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、カリフォルニア州サンフランシスコ沿岸約2000平方マイルに広がるファラロンズ湾、コーデルバンク両国立海洋保護区の拡大を提案し、パブリックコメントの募集を開始した。多様な生物種や豊かな生態系を有する両保護区は、海鳥の繁殖地として知られ、多くの海洋生物の採食地にもなっている。1989年代に指定を受けて以来、一般への普及啓発や研究イニシアティブの実施などを通じて海洋および沿岸の管理にも大きく貢献してきた。提案によると、ソノマ郡のボデガ湾からメンドシノ郡アルダークリークまで北側へ大きく保護区を拡大、北米随一のアリーナ岬沖湧昇海域も含まれるという。北カリフォルニア沖の海域は栄養分に富み、自然のシステム全体を動かす原動力となっていることから、地元選出の議員らが2003年から連邦議会に保護区拡大を求めていた。今後は3回のスコーピング会合を開催し、3月1日までパブリックコメントを募集する。NOAAは、コメントを検討したうえで、環境影響評価書案を作成するとしている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生態系 | NOAA | アメリカ海洋大気庁 | 海洋保護区 | 環境影響評価 | 沿岸管理 | 生物種 | カリフォルニア州 | 海鳥
関連ニュース

関連する環境技術