アメリカ環境保護庁(EPA)は、有害物質規制法(TSCA)の作業計画に基づき、5物質のリスク評価案を公表した。これは、化学物質管理を強化するための包括的取組の一環として、物質の健康や環境への影響を評価するもので、EPAが特定した83候補物質のうちの最初のグループとなる。今回対象となったのは、塗料除去剤や香料等、一般家庭用品にも含まれるジクロロメタン(DCM)、n-メチルピロリドン(NMP)、トリクロロエチレン(TCE)、三酸化アンチモン(ATO)、1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロ-4,6,6,7,8,8,-ヘキサメチルシクロペンタ-[γ]-2-ベンゾピラン(HHCB)の5種。今後、寄せられたパブリックコメントの検討や科学的な査読を経て、2013年秋に最終決定するという。EPAでは、これらの製品による化学物質の曝露を減らすため、換気の良い場所での使用や保護具の着用など予防策を講じるよう勧告しているが、最終的にリスクが懸念されると評価された場合は、適切なリスク対策を講じるとしている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質管理 | 化学物質 | EPA | 香料 | 有害物質規制法 | リスク対策 | 塗料除去剤 |
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