アメリカエネルギー省(DOE)は、炭素隔離・貯蔵(CCS)技術を利用する、石炭ガス化複合発電(IGCC)その他のクリーン石炭火力発電事業について、助成の告示(FOA)を行なった。複数の商業ベースの施設を対象に、コストは官民で分担し、CCSを活用した石炭火力発電技術を発展させる事業を募集する。助成額は2009年度2億9000万ドル、その後数年間で約10億ドル(議会の承認が必要)。申請の締切は2008年10月8日で、年末までに事業を選出する。なお、今回の助成は、同省の改正FutureGenプログラムに基づくもので、新規のIGCCその他のクリーン石炭火力発電所(商業用)にCCS技術を採用してもらい、短期間で最新のクリーン石炭技術の導入を促進する新しいアプローチを採用。DOEは複数の事業への助成により、2003年に発表したCO2貯留量を2倍以上に増やせると期待しており、全ての発電所が稼動すると、年間100万トンのCO2を隔離・貯留できるという。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CCS | CO2 | 火力発電 | IGCC | アメリカエネルギー省 | DOE | 炭素隔離・貯留 | 石炭ガス化複合発電 |
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