モルディブは、2017年までに国家としては初めて「国土も排他的経済水域(EEZ)もユネスコの生物圏保護区になる」として、その計画を発表した。2012年にハイデラバードで開かれた第11回生物多様性条約(CBD)締約国会議では、「生物多様性サポーター」(Biodiversity Champions)になるよう求める呼びかけが発せられ、条約締約国等に対し、生物多様性愛知目標を具体的に支援する誓約を示すよう促していた。モルディブの発表はこの呼びかけに応えたもので、今回示された「2013-2017モルディブ生物圏保護区実施計画」では、2017年末までにモルディブにある環礁の半数以上で生物圏アプローチを採用するようにし、最終的には国全体の生物圏保護区指定への申請を目指すという。CBD事務局長は「愛知目標の達成までまだ7年以上の期間が残されているとはいえ、モルディブのような意欲的な誓約があってはじめて達成が可能になる。モルディブの取組を歓迎し、小島嶼締約国をはじめ、他の締約国もこれに続くことを期待する」と述べた。
情報源 | 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約事務局(CBD) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | ユネスコ | 生物多様性条約 | CBD | モルディブ | 愛知目標 | 生物圏 | 生物圏保護区 | 環礁 |
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