第1次世代のバイオ燃料のライフサイクル分析に適用される新しい方法論が、フランス環境・エネルギー管理庁(ADEME)、エコロジー・エネルギー・持続可能な開発省、農水省等の共同研究により示された。ADEMEと産業省は、バイオ燃料がCO2排出量削減に役立つとする研究成果を2002年に公表したが、ライフサイクル分析や環境評価の方法がEU各国でバラバラであることが明らかになり、2007年7月から関係機関と方法論に関する本研究を開始した。研究報告書では、バイオ燃料に関して、エネルギー消費量、温室効果ガス(GHG)及び地域の大気汚染物質排出量を把握するための4つの重要な要素、(1)土地利用の変化、(2)製品と副産物の間でのGHG等の配分方法、(3)窒素肥料の散布に伴うN2O排出量及び(4)インフラ整備に伴うエネルギー消費量とGHG排出量について、詳細な方法が示されている。ADEMEはこの方法論を利用して、バイオ燃料ごとにデータ収集・評価を行う調査を開始し、2008年末に結果を公表する予定。
情報源 | フランス環境・エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・エネルギー管理庁(ADEME) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | ライフサイクル | バイオ燃料 | フランス環境・エネルギー管理庁 | ADEME | エコロジー・エネルギー・持続可能な開発省 |
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