アメリカ気候変動科学プログラム(CCSP)は、地球の気候に関するコンピュータモデルを取り上げ、気候変動のシミュレーション能力を分析した報告書「気候モデル:長所と限界の評価(SAP3.1)」を発表した。本報告書はエネルギー省(DOE)主導で作成され、複雑な数学モデルについて説明した上で、観測された気候の特徴を再現する能力や大気中のCO2濃度のような条件の変化に対する感度を評価。各モデルに重要な長所と限界があることを明らかにした。また、最新の気候モデルに含まれる気候システムの主要な要素・プロセス、気候モデルの不確実性等に関する議論も展開している。さらに、過去数十年における気候モデルの精度向上にも言及し、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)でも強調されたとおり、大陸・地球規模での温度パターンや傾向については忠実にシミュレーションできるが、地域的な降雨量等についてはシステム上のバイアスがかかっているとした。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | アメリカエネルギー省 | DOE | シミュレーション | 気候モデル | CCSP | アメリカ気候変動科学プログラム |
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