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 フランス、硝酸塩汚染対策を強化する2省令により、汚染対策を全国的に強化へ

発表日:2013.10.25


  フランスのフィリップ・マルタン環境・持続可能な開発・エネルギー大臣とステファヌ・ル・フォル農業・農産食品業・林業大臣は、硝酸塩汚染対策を強化する2つの省令に署名した。有効な水質汚染対策は環境保護の重要課題であるが、フランスは欧州硝酸塩指令(欧州指令第91/676CEE号)の適用に不備があるとして、2件の訴訟で欧州司法裁判所に召喚を受けている。1件は農業由来の硝酸塩による汚染に関する「警戒ゾーン」の境界画定が不十分とするもの、もう1件は警戒ゾーンにおける対策プログラムが不十分とするものである。今回、両大臣が署名したのは、この警戒ゾーン対策に関する省令と、地域圏対策プログラム策定の際のルールを明示しつつ対策強化等を定める省令であり、これにより硝酸塩による水質汚染の対策は全国的に強化され、新段階に入ったことになる。政府はこうした法的措置を補完するかたちで農家を対象とした対策にも力を入れ、窒素流失防止に取り組んでいる。

情報源 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD) プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD)
分野 水・土壌環境
キーワード 農業 | 省令 | 窒素 | 水質汚染 | 環境保護 | 硝酸塩 | MEDD | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
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