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 気候に影響する太陽エネルギーの測定機器が衛星軌道に到達、アメリカ海洋大気庁が発表

発表日:2013.11.20


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、気候研究に使用される、太陽エネルギーを測定する機器「全太陽放射照度キャリブレーション転送実験装置」(TCTE)が衛星軌道に到達したと発表した。TCTEは、地球の気候を左右する主たるエネルギー源である太陽光のすべての波長を測定し、測定データは太陽光の変化が地球気候に影響を与えるかどうかの判断に使用される。太陽放射の宇宙空間からの記録は1978年に始まり、現在は2003年打ち上げの太陽放射線・気象実験衛星(SORCE)の全放射モニターによって行われている。SORCEはすでに10年以上記録を続けており、老朽化した衛星のバッテリー寿命が間もなく尽きるため、NOAAの衛星に積載する予定の次の測定装置「全太陽放射センサー」(TSIS)を打ち上げるまでの間、TCTEがデータ記録を維持・延長するつなぎ役を果たす。TCTEは、SORCE打ち上げ当時にほぼ同一の3台が建造されており、今回その1台を利用したため短期間での積載準備が可能になった。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
キーワード 衛星 | NOAA | アメリカ海洋大気庁 | 気候 | 測定 | 太陽エネルギー | 気象 | 太陽放射 | TCTE | SORCE
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