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 2014年は史上最も高温の年、アメリカ気象学会が「気候の現状2014年版」で確認

発表日:2015.07.16


  アメリカ気象学会は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立環境情報センターの協力の下、世界の環境データと気象状況をまとめた年次報告書「気候の現状2014年版」を発表した。58か国から413人の科学者が参加したこの報告書は、地球の気候指標や特記すべき気象現象をはじめ、各地の環境モニタリング地点で収集された最新のデータを提供している。今回の2014年報告書では、陸海の温度上昇、海面上昇、温室効果ガス排出量などの指標で過去最高を記録し、地球温暖化の傾向が続いたことが確認されたとしている。地表面付近の気温については、4つの独立した地球規模のデータセットで2014年は最も高温の年だったことが示され、海面温度の世界平均も過去最高を記録したという。海面は、過去20年間、年間3.2±0.4mmのペースで上昇を続けており、2014年には最高記録を更新した。温室効果ガスについても、CO2、メタン、窒素酸化物などの主要温室効果ガスの濃度が2014年も引き続き上昇して史上最高値に達したという。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
キーワード NOAA | 地球温暖化 | 温室効果ガス | 海面上昇 | アメリカ海洋大気庁 | 気候 | 気温上昇 | 環境モニタリング | 環境データ
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