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 オランダ、北海沿岸のカトウェイクで堤防と駐車場を組み合わせた砂丘を建設

発表日:2014.02.17


  オランダの北海沿岸のカトウェイク市の海岸で、同市とオランダ社会基盤・環境省、地域公共機関等が協力し、高潮や洪水を防ぐための堤防と駐車場を組み合わせた新たな砂丘の建設を進めている。既存の堤防は暴風雨に対処するには低過ぎるうえ、市内を横切って設置されているため一部の地域は堤防の外に位置している。堤防を高くするには多くの建物を取り壊さなければならず、さらに、浜辺に駐車場がないことから訪れる人々は大通りに駐車するため海の景色を遮っていることも問題となっている。こうした背景から、現在の砂丘を活かし、高潮から街を守り、既存の建物を保存し、駐車場や景観の問題も解決する新たな堤防を砂丘内部に建設することが決定した。砂丘は暴風雨や高潮の最初の衝撃を吸収するのであまり高くする必要がないため、景観を損なうことなく安全で住みやすくアクセスしやすい街の実現が可能だという。2013年10月からすでに建設作業が始まっており、2014年末に完成する予定である。

情報源 オランダ社会基盤・環境省(I&M) プレスリリース
国・地域 オランダ
機関 オランダ社会基盤・環境省(I&M)
分野 地球環境 自然環境 環境総合
キーワード 洪水 | 北海 | 景観 | 高潮 | 堤防 | オランダ社会基盤・環境省 | 砂丘
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