イギリス政府は、2億ポンドを投資し、極地環境研究のための先進型研究船を建造すると発表した。新たな研究船は、深海、海面、大気のデータを収集する最先端の環境モニタリングシステムを装備し、遠隔操作が可能な自律型探査機やヘリコプターの発着デッキなども備えるなど、広域かつ詳細なデータ収集の拠点としての役割を担う。この先進機能により、極地の環境変化を調べるための海洋学、海洋生態系、地球物理学など様々な研究が可能になる。また、既存の研究船より耐氷性を強化し、航続日数も約80日に延びたことで、探査範囲も広がり、研究範囲とともにビジネスの機会拡大にもつながるという。NERCでは、この新たな研究船によって、極地環境の変化が世界の気候に及ぼす影響の解明に向けた研究において、イギリスが世界をリードする立場になるとしている。新たな研究船は、2019年に、イギリス自然環境研究会議(NERC)のイギリス南極研究所によって運用が開始される予定だという。
情報源 | イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス自然環境研究会議(NERC) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | イギリス自然環境研究会議 | NERC | 気候 | 環境研究 | 環境モニタリング | 環境変化 | 極地 | 船 |
関連ニュース |
|