イギリスで、17の研究機関や行政機関が連携して環境の変化への対応策を探る「環境の変化との共存(LWEC)」プログラムが、G8洞爺湖サミットの3週間前にスタートした。このパートナーシップは、避けることの出来ない環境の変化に対応し、地球温暖化、生物多様性、水や食糧の持続可能な供給等の課題に取り組んでいくために、研究機関、政府及び市民の行動が急務であるとの認識の下、自然環境研究会議、経済・社会研究会議等の研究関連機関や、環境・食糧・農村地域省、内務省等の行政関連機関が参加するもの。予測される環境の変化に備え、その経済影響に対処すべく、政策決定者や市民の判断の基礎となる情報を提供することを主な目的としており、スターンレビューやミレニアム生態系アセスメント、IPCC報告書で指摘されたニーズにも応えるものである。また、長期的な世界レベルの環境変化に加え、短期的な地域レベルでの環境変化にも対応していくという。