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 イギリスの研究機関、気候変動が人間の健康に及ぼす影響を研究

発表日:2014.05.07


  気候変動による環境の大規模な変化が健康に及ぼす影響と必要な対策を研究する、イギリス国立健康研究所の健康保護研究ユニット(NIHR HPRU)が発足した。HPRUは、ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院が中心となり、イングランド公衆衛生局(PHE)、エクセター大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、イギリス気象庁などが協力して研究を進める。研究の主題は、1)熱波、寒さ、洪水などの気候変化と極端な気象の健康への悪影響を中心とした、気候レジリエンス、2)人工環境の健康への影響や、住宅・都市計画による健康への好影響を中心とした、健康で持続可能な都市、3)緑地の健康影響、花粉などの浮遊物質への曝露、感染症の生態学を中心とした、健康と自然環境、の3つ。イギリスでも気温や降水量の変化が予想されているが、気候変動によって地球規模で環境が変化するなか、国民の健康への悪影響を防ぐ立場にある意思決定者等を支援するため、NIHR HPRUは、科学的な根拠の提供を目指すという。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 地球環境 健康・化学物質
キーワード 気候変動 | 気候変化 | 持続可能 | 浮遊物質 | イギリス気象庁 | 自然環境 | 緑地 | 健康影響 | MetOffice | 極端気象
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