アフリカ諸国は、アフリカの森林景観を回復するための新イニシアティブ「AFR100」を起ち上げると公表した。これは、2030年を目標に、アフリカの劣化した森林景観1億ヘクタールの再生に取り組むもので、アフリカ全土で森林景観を保全するために政治的リーダーシップを結集する初の大規模なイニシアティブとなる。これまでに、コンゴ民主共和国、エチオピア、ケニア、リベリア、マダガスカル、マラウイ、ニジェール、ルワンダ、トーゴ、ウガンダの10カ国が参加を表明している。AFR100のパートナー機関は10億ドル以上の資金を拠出し、5億4000万ドル以上の民間部門の投資が見込まれている。パートナー機関の1つである世界資源研究所(WRI)は、このイニシアティブにより今後10年間で温室効果ガス排出量をCO2換算で1.2ギガトン削減でき、アフリカの年間排出量の36%(地球全体の年間排出量の0.25%)を削減できると推定している。