世界資源研究所(WRI)は、2012年6月20日から22日までリオデジャネイロで開催された「国連持続可能な開発会議(Rio+20)」に関して、結果は不十分であったとの見解を示した。バプナWRI所長代行は、持続可能な開発目標の前進、環境ガバナンス強化への支持、持続可能な交通に関する議論の進展など、明るい材料がいくつかあったものの、合意された文書は、現在直面している環境・開発問題に対処できるものではないとし、「世界規模の対話を再び活性化させ、持続可能性の実現に向け行動を促すチャンスを失った」と厳しい評価を示した。しかし、ドイツのクリーンエネルギーへの移行、ニジェールの再緑化政策、リオのバス高速輸送システムなど、各国あるいは各地域レベルでは、さまざまな取組が進んでいることも指摘。問題とその解決策はすでに理解されているとし、今後は、大胆なリーダーシップを発揮するための政治的意思を培うことが必要であるとした。各国は、持続可能な未来に向け、意欲的な解決策を継続して推進していかなければならないと結んでいる。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 緑化 | バス | 持続可能 | 世界資源研究所 | WRI | 環境政策 | クリーンエネルギー | 交通 | Rio+20 | ガバナンス |
関連ニュース |
|