輸入パーム油についてイギリス国内における使用状況を詳しく調査し、パーム油の生産をより持続可能なものに近づけようという先駆的な研究計画が発表された。安価なパーム油は、食品からタイヤ、バイオ燃料に至るまで利用範囲が広いが、その一方で、生産拠点となる東南アジアでは、プランテーションを拡大するために熱帯雨林の大規模な伐採が進み、温室効果ガスの排出拡大やオランウータンなどの野生生物への脅威など、環境問題が悪化している。2010年7月13日、ロンドンで開催された第1回GBOB(生物多様性グローバル・ビジネス)シンポジウムにおいて、イギリスのスペルマン環境・食糧・農村地域(DEFRA)大臣がこの調査計画を発表し、「国内の消費動向調査は第一歩。消費者と業界が手を携えて熱帯雨林や野生動物の保護につなげる」と宣言した。このGBOBでは、イギリス・オランダ両国政府が、持続可能なパーム油のためのビジネスリーダー会議も開催。インドネシアやマレーシアの生産者からM&S、シェル等の企業まで、サプライチェーン全体の参加の下、産業規模での取り組みを促す。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | 野生生物 | 持続可能 | 企業 | 熱帯雨林 | パーム油 | イギリス環境・食糧・農村地域省 | DEFRA) | 消費動向 | プランテーション |
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