アメリカ環境保護庁(EPA)は、家具や自動車座席、建築用断熱材等に使用される有害な難燃剤HBCD(ヘキサブロモシクロドデカン)とpentaBDE(ペンタブロモジフェニルエーテル)の代替物質について、それぞれ最終報告書と報告書案を公表した。これら難燃剤2種は、健康影響(生殖、発生、神経)や環境影響(難分解性、生物蓄積性)、水生生物への毒性が指摘されている。EPAは「DfE(環境配慮設計)代替物質評価プログラム」を通じ、企業が十分な情報に基づき、より安全な化学物質を選択できるよう、代替物資の潜在的な健康・環境影響について詳細な比較を提供している。今回の難燃剤の代替物質についても、化学物質のサプライヤーや製品メーカー、NGO等からの情報を踏まえて評価を実施した。その結果、建築用断熱材ポリスチレンフォームに用いられるHBCDの代替物質として臭素化ブタジエンスチレン共重合体を、軟質ポリウレタンフォーム製品に用いられるpentaBDEの代替物質としてホスホン酸ポリオール低重合体を特定した。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 難燃剤 | ヘキサブロモシクロドデカン | 健康影響 | 環境影響 | HBCD | 代替物質 | ペンタブロモジフェニルエーテル |
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