アメリカ環境保護庁(EPA)は、難燃性の化学物質ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)の代替物質に関する評価報告案を公表した。HBCDは、断熱材として使用されるポリスチレンに含まれる化学物質で、残留性、蓄積性、毒性をもつ。報告書案では、HBCDの用途、ライフサイクルと曝露の情報を示したうえで、いくつかの代替物質を提示している。その中のひとつである臭素化ブタジエンスチレン共重合体は、HBCDより安全性が高いとされ、現在、商業生産の段階に入っている。EPAは2013年3月に有害物質規制法(TSCA)の作業計画に基づき、20種の難燃剤物質に関するリスク評価を開始、その評価結果案の公開とパブリックコメントおよび査読を2014年に行う予定としている。EPAはまた、多様な化学物質データを提供するオンラインツール「ChemView」を公開しており、企業のより安全な代替化学物質の開発・利用を支援するとしている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 難燃性 | ヘキサブロモシクロドデカン | リスク評価 | HBCD | 代替物質 | 臭素化ブタジエンスチレン |
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