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 生物多様性条約、気候変動への適応と防災は生態系サービスを基盤に考慮する必要があると報告

発表日:2015.10.21


  生物多様性条約(CBD)は、生態系の機能を活かした気候変動への適応(EbA)と防災・減災(Eco-DRR)に関する技術ワークショップを開催し、各国政府がEbAとEco-DRRのための戦略として生物多様性と生態系サービスの活用を検討すべきだとする方向性を提示した。気候変動は極端な気象現象の発生頻度と強度を高めるが、生物多様性と生態系サービスは、水や土壌等の動きを安定させ、気候影響の緩衝帯となることで、こうした事態への抵抗力を高めることができる。EbAでは、この機能を気候変動の悪影響への適応を助ける総合適応戦略の一環として利用する。一方Eco-DRRは、災害リスク低減のために生態系の持続可能な管理、保全および再生を行う。CBD事務局はEbAとEco-DRRに関する各国の取組事例を収集・分析した統合報告書を作成中で、技術ワークショップは、この報告書案を検討・改善するために、各国からの専門家、先住民や地域社会の代表などが参加して開催された。

情報源 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約(CBD)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | 気候変動 | 生態系サービス | 生物多様性条約 | CBD | 適応 | 防災
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