欧州環境局、地中海南岸・東岸諸国は環境管理を強化し海洋汚染を減らす必要ありとする新評価報告を公表

発表日:2014.05.13

欧州環境局と国連環境計画は、地中海南岸・東岸諸国において海洋汚染防止に向けた環境管理の強化が必要との新評価報告を公表した。この報告書は、廃水・衛生設備、一般廃棄物、産業排出物を重点に、2020年までに地中海の汚染削減を目指す欧州・地中海諸国による取組の中間レビューの一環である。その評価対象は、アルジェリア、エジプト、イスラエルなど地中海沿岸の中東・アフリカ諸国で、主な調査結果として、1)衛生設備は過去10年間で着実に改善した。衛生設備を利用できない人の3分の1は都市部で生活、2)廃水の再利用はわずか1%、3)廃棄物の約4分の3が回収されるが、その多くが野積みされリサイクル率は10%に満たない、4)重金属による海洋汚染は減少したが、都市や産業、観光による海洋・沿岸汚染が継続、等を報告。今後、汚染対策を効果的に行うには、廃水管理等のデータ不足の解消や、各産業施設の汚染物質排出インベントリの作成、汚染防止に向けた各国間の協力・情報共有の強化等が必要だと、報告書は指摘している。

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