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 フランス環境エネルギー管理庁、未使用医薬品回収の2013年実績を公表

発表日:2014.11.04


  フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、2013年の未使用医薬品(MNU)の国内回収実績を公表した。MNUは、販売認可を受けた人間用の医薬品で、販売されたが完全に使われなかったものを指し、使用期限内であるかどうかにかかわらない。MNUの自然環境への放出を防いで環境汚染を防ぐとともに、家庭内の事故を防止するため、MNUはほかの一般ごみと分けて回収することになっており、ADEMEはこの回収状況を毎年追跡している。ADEMEによると、フランスでは2013年、ほぼ17万トンの医薬品が販売され(うち7万2818トンは包装)、このうち1万4730トンのMNUが、医薬品業界により回収された。回収量は2012年に比べほぼ3.2%増加した。回収されたMNUの量には、MNUを輸送するための箱1110トンも含まれている。2013年に販売された医薬品17万トンは、箱数にして約30億個になる。医薬品市場の販売箱数(チューブ、ビン、ダンボール箱、スプレー等あらゆる形態の包装)は1993年以降、やや減少しているという。

情報源 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)
分野 健康・化学物質
キーワード 回収 | ADEME | フランス環境エネルギー管理庁 | 環境汚染 | 医薬品
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