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 欧州化学物質庁、難燃剤に関する規制戦略を発表

発表日:2023.03.15


  欧州化学物質庁(ECHA)は、難燃剤に関する規制戦略を発表し、芳香族臭素系難燃剤を欧州連合(EU)全域の規制対象候補とした。これにより、これらの難分解性、潜在的な生物蓄積性、毒性を有する物質の、人と環境への曝露を最小限に抑えることができる。難燃剤には、一般に環境中で難分解性であるポリ臭化ジフェニルエーテルなどの芳香族臭素系難燃剤や、デカブロモジフェニルエーテルのように人や動物に対し毒性や蓄積性を有することが知られているか、疑われているものも多くある。これらの物質の放出は、欧州連合(EU)全域の規制によって最小限に抑えられる可能性がある。規制の可能性を提案する前の準備作業には、難燃剤を含む製品が解体、リサイクル、廃棄される際に有害物質が放出されるかどうかを調べるための廃棄物段階の評価、適切な代替物質や代替材料が利用可能かどうかの評価が含まれる。同戦略は、EUの「持続可能な化学物質戦略」に基づく「制限ロードマップ」の中で発表された。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) ニュース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード EU | 欧州化学物質庁 | 難燃剤 | 難分解性 | 生物蓄積性 | デカブロモジフェニルエーテル | 規制戦略 | 芳香族臭素系難燃剤 | ポリ臭化ジフェニルエーテル | 持続可能な化学物質戦略
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