欧州環境局は、自然保護地域の面積に関する最新データを公表した。これによると、各国の指定地域のほか、国際的な保護区ネットワークであるナチュラ2000とエメラルド・ネットワークを含めた欧州の自然保護地域は、陸域および内陸水域の25%(109万2529km2)、海域の6%(34万km2)以上を占めているという。これは、生物多様性条約の愛知目標11「陸域および内陸水域の17%、また沿岸域及び海域の10%が、効果的、衡平に管理されかつ生態学的に代表的な良く連結された保護地域システムやその他の効果的な地域をベースとする手段を通じて保全され、また、より広域の陸上景観や海洋景観に統合される」がある程度前進していることを示している。保護地域は、脆弱な生物種や生息地の保護において極めて重要な役割を果たすほか、生態系サービスを提供し、気候変動への適応につながるなど社会に複合的な利益をもたらしている。欧州における保護地域データは、ここ数年で共有化が進展し、各国の自然資本の評価に役立っているという。
情報源 | 欧州環境局(EEA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境局(EEA) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | EEA | 自然保護 | 生息地 | 海域 | ナチュラ2000 | 陸域 | 欧州環境局 | 保護区 |
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