世界気象機関(WMO)は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)のデータを基に、2016年2月の世界平均気温が過去最大の幅でこれまでの記録を更新し、2月の気温としては史上最高となったと発表した。また、12~2月の3か月の平均気温も史上最高を記録したという。NOAAのこの報告は、アメリカ航空宇宙局(NASA)と日本気象庁のデータを裏付けたことになる。NOAAによると、2016年2月の世界の陸・海の平均表面温度は20世紀平均を1.21℃上回っており、この偏差は記録のある全1646か月で最大だった。また、北極の同月の平均海氷域面積は1981~2010年の平均と比べて45万平方マイル(7.54%)小さく、2月の面積としては記録を開始した1979年以来で最小だったという。2015年12月~2016年2月の世界の陸・海の平均表面温度も、20世紀平均を1.13℃上回った。この偏差は12~2月としては1880~2016年で最大となり、過去最大であった2015年の記録を0.29℃更新、3か月間の偏差としても過去最大であったという。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | NOAA | 世界気象機関 | WMO | 気温 | アメリカ海洋大気庁 | 海面温度 | 表面温度 |
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