海外ニュース


 世界気象機関、2015年7月および1~7月は観測史上最も高温と報告

発表日:2015.08.25


  世界気象機関は、2015年7月および1~7月の陸上と海面の温度を合わせた世界平均気温が、継続的に高温となっている海面の影響で、観測史上最も高かったと報じた。アメリカ海洋大気庁によると、同年7月の世界平均気温は16.61℃で、20世紀の平均より0.81℃高く1880~2015年で最も暑い月となり、1~7月の平均気温も20世紀平均を0.85℃上回ったという。地域別に7月は、東・中央アフリカや南アメリカ北部、中央アジア、アメリカ極西部のほとんどの地域で記録的な暑さとなる一方、スカンジナビア東部からシベリア西部までの地域や、東・南アジアと北アメリカの一部地域で平均を下回った。海域では、7月の海面温度の世界平均が20世紀平均を0.75℃上回り、月毎の水温偏差で史上最高となった。これまで水温偏差の高かった月の上位10位が過去16か月に含まれているという。特に現在のエルニーニョ現象の関係で、7月の中央赤道太平洋と東太平洋の海面温度は1981~2010年の平均より、それぞれ約1.0℃、2.0℃高かった。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 世界気象機関 | WMO | 気温 | 水温 | 海面温度 | エルニーニョ現象
関連ニュース

関連する環境技術