国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、カナダが新たな気候行動計画(INDC)を提出したと発表した。これは、2015年12月の締約国会議(パリ会議)での新たな共通の気候合意(パリ合意)成立を目指し、UNFCCCが各国に提出を求めている国別目標案(約束草案)で、現在、カナダを含め38締約国が提出している。パリ合意は2020年に発効する予定で、すべての国に、世界の平均気温の上昇を2℃未満に抑えるための取り組みと、世界がクリーンで持続可能な開発へ移行するなかで生じる多くの機会の獲得へと行動する力を与えるものとされる。フィゲレスUNFCCC事務局長は、締約国に対しできるだけ早くINDCを提出し、パリ会議の成功に向け各国の約束や支持を示すよう促している。締約国はすでに、緩和、適応、資金調達、技術、能力開発、行動および支援に関する透明性など、パリ合意の実質的な内容を網羅した交渉テキストを最終決定しており、このテキストに基づく正式な交渉が2015年6月1~11日にボンで予定されている。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 気温 | 行動計画 | UNFCCC | カナダ | 国連気候変動枠組条約 | 気候行動 | INDC | 約束草案 | パリ合意 |
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