国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局は、各締約国が提出した気候行動計画約束草案(INDC)が全体でどのような効果をもつかをまとめた統合報告書を公表した。2015年10月1日現在で146か国が提出したINDCをまとめると、費用効果的かつ大幅な温室効果ガス排出抑制が見込め、2100年までに世界の平均気温の上昇は2.7℃に抑えることができると推定されるという。また、世界の平均一人当たり排出量を2025年までに8%、2030年までに9%削減する見通しとなること等も示された。取り組み強化の緊急性に関する理解が深まって各国が対策を準備しており、多くの国は2050年までに純排出量がほぼゼロになると予想しているという。UNFCCCは、パリ合意が成立して気候資金その他の多国間協力が動き出せば、各国の排出削減はさらに進む可能性もあるとして、2℃目標の達成はまだ可能だとしている。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | 気温 | UNFCCC | 排出削減 | 資金 | 排出抑制 | 気候行動 | INDC | 約束草案 |
関連ニュース |
|