国連環境計画(UNEP)は、2015年6月のラムサール条約第12回締約国会議の関連イベントで、生物多様性に関連する条約間の連携を強化するための資料集を公表した。生物多様性をめぐる課題の増加に対応するための国際条約がいくつも締結されており、各国および地域レベルで協力してこれらの条約の実施にあたることで成果が挙がることが期待できる。資料集では、ボン(CMS)、ワシントン(CITES)、ラムサール、世界遺産(WHC)、食糧・農業植物遺伝資源(ITPGRFA)、生物多様性(CBD)の6つの条約を取り上げ、進行中の活動に役立つ情報や運用のヒントを提供し、政策の一貫性確保にも役立つような実施例、チェックリスト、教訓、事例研究などを提示。制度、情報管理、能力育成など6つの主題に沿って、連携強化によって個々の国や地域にメリットがあることを説明する。UNEPはこれらの生物多様性関連条約を、生物多様性国家戦略・行動計画を通じ一貫性をもって実施することで、持続可能な開発目標の達成に貢献するものと期待している。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | 国連環境計画 | UNEP | CBD | 条約 | ラムサール条約 | CITES | CMS | ITPGRFA | WHC |
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