世界気象機関(WMO)は、2011~2015年の気温や極端現象、海面等の概況を示した報告書で、地球表面近くの平均気温が記録更新を続けていると報告した。この上昇は大気中の温室効果ガスの増加と一致しているという。WMOでは、イギリス気象庁ハドレーセンターやアメリカ海洋大気庁(NOAA)国立気候データセンター等のデータに基に世界気温を分析している。その報告によると、2014年の世界平均気温は1961~1990年の平均を0.61℃上回り観測史上最も高かった。2015年も同様な傾向が続いており、1~7月の気温は1961~1990年の平均より0.70℃高かったという。またNOAAの報告によると、8月は世界平均気温が1961~1990年の平均より0.74℃高く観測史上最も暑い8月となり、2015年における月平均気温の記録更新は、2月、3月、5月、6月、7月に続き6度目となった。WMOは、この12月にパリで開かれる気候変動会議に先立ち、2011~2015年の詳細な気候報告と2015年の暫定報告を行う予定である。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | NOAA | 世界気象機関 | WMO | 温室効果ガス | アメリカ海洋大気庁 | 観測 | 気温上昇 | 極端現象 |
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