アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、『気候の現状2009年版』(State of the Climate in 2009)と題する報告書を発表し、過去10年間の平均気温は観測史上最も高く、温暖化は過去50年以上にわたって進んでいると報告。地球温暖化を示す科学的根拠は明白であると結論づけた。報告書では、48ヶ国160グループの報告に基づき、地球の主要な気候指標10項目の観測データを分析。その結果、指標のうち、地表や海面付近の気温、海面水位、湿度、対流圏温度などは上昇し、北極海の海氷や氷河などは減少を示しており、10年単位という長期的変化をみると、いずれも地球温暖化を裏付ける根拠となっているという。報告書はまた、過去50年間に気温は華氏1度(摂氏0.56度)上昇し、気候条件が変化していることで、地域によっては激しい干ばつ、集中豪雨、暴風など極端な気象現象が増えると予測しており、温度上昇の90%以上は海洋に吸収されていると分析している。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | NOAA | 地球温暖化 | 北極海 | 海面上昇 | 氷河 | 干ばつ | アメリカ海洋大気庁 | 気温上昇 | 指標 | 集中豪雨 |
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