ドイツのヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所は、各国のチームがそれぞれ低炭素社会への道筋を検討する「大幅な炭素排出削減に向けた道筋プロジェクト(DDPP)」で、ドイツの国別研究結果を発表した。報告書はドイツが2050年までに1990年比で温室効果ガス(GHG)を最低でも80%削減するという目標をどのように達成していくかを示しており、2050年までの排出削減の主要戦略として、エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの利用拡大、電化の拡充、の3つを挙げている。再生可能エネルギーについては、ドイツは過去20年間で著しく成長したが、エネルギー効率と電化の分野ではさらなる努力が必要だという。さらに、目標達成に必要な追加戦略として、食や住への行動変化を通じたエネルギー需要の抑制、炭素回収貯蓄、農業や産業分野におけるCO2以外のGHG削減などの必要性を指摘している。またこれらの戦略を実行に移していくには、長期にわたる政治と社会の協力が不可欠であることも強調している。
情報源 | ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所 プレスリリース |
---|---|
国・地域 | ドイツ |
機関 | ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所 |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 低炭素社会 | 温室効果ガス | エネルギー効率 | 排出削減 | 炭素 | ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所 | GHG | 電化 |
関連ニュース |
|