アメリカ環境保護庁、海面上昇に関する報告書を公表

発表日:2009.01.16

アメリカ環境保護庁(EPA)は、海面上昇が海岸、沿岸の地域社会、生態系に与える影響に関する報告書を公表した。この報告書は、海洋大気庁(NOAA)及びアメリカ地質調査所の協力の下で作成されたもので、政府や沿岸地域による海面上昇への様々な対処法(準備、適応)が検討されている。海面上昇が沿岸地域や生息環境に与える影響としては、低地の水没や海岸侵食、湿地の冠水、沿岸での洪水の増加、淡水帯水層における塩分濃度の上昇等が挙げられるが、自然的・人為的な要因の影響もあり、地域によって様々である。また、地球規模での海面上昇の理由としては、温暖化による海水の膨張、氷河や氷床の融解が挙げられるが、地域的には、沿岸の地形の変化による影響もある。すでに、アメリカ国内の沿岸では、海面上昇による影響がいくつか観測されているが、今回の報告書の焦点である中部大西洋地域は、人口密度が高く、海面上昇や沿岸での洪水による影響が最も大きい地域の一つと考えられている。

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