アメリカ環境保護庁(EPA)は「五大湖修復イニシアティブ」(GLRI)の下、五大湖流域の生態系にとって重大な脅威となる水・陸性の侵略的外来種(侵入種)と闘うプロジェクトに対し、総額800万ドル超を助成すると発表した。2010年以来、EPAは80件を超すGLRIの侵入種対策プロジェクトに計5000万ドルを拠出している。今回助成対象となったのは、1)イリノイ州天然資源局とクック郡森林保護部等による、ミシガン湖南東沿岸にある保護地区の侵入植物の抑制、2)湾・湖地域計画委員会と官民の土地所有者らによる、ミシガン湖グリーン湾沿岸に繁茂するヨシ(1500エーカー以上)の駆除、3)アッパー半島資源保全・開発委員会と地域関係者等が共同で行う、侵入したヨシの処理による同半島沿岸の湖岸線・湿地(800エーカー)の修復、新たな侵入発見と長期抑制策の管理のための地域団体の訓練、など15件のプロジェクト。EPA第5地域事務所は、これらのプロジェクトは既に入り込んだ侵入種だけでなく、新たな侵入の予防にも役立つとしている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 生態系 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 五大湖 | 侵入種 | ミシガン湖 | 侵略的外来種 | アッパー半島 |
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