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 欧州化学物質庁、2018年の化学物質登録へ向けて登録者間のデータ共有を呼びかけ

発表日:2016.03.01


  欧州化学物質庁(ECHA)は、2018年5月31日を最終期日とする、REACH規則に基づく化学物質登録へ向け、登録者に対し同じ物質を登録する他の登録者との協力を呼びかけた。REACH規則では、物質情報交換フォーラム(SIEF)を通じて化学物質に関する情報を共有し、不要な実験や経費を削減することが求められている。新規物質を登録する登録者は、新たなSIEFを起ち上げ、同じ物質を登録する他の登録者と科学的データを共有し、データの不足をどのように埋めるかを協議する必要がある。物質が既に登録されている場合は、登録者は該当するSIEFに問い合わせ、共同登録に加わる。経費は、共同登録者間で公平かつ透明性のある方法で負担する。また、登録者は可能な限り動物実験に代わる方法を利用し、特に脊椎動物を使った新規の実験を避ける必要がある。ECHAは、データ共有が行われていない登録は受理しないとしており、ウェブサイト上で新規SIEFの起ち上げと既存登録者との協議に関するアドバイスの提供を開始した。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 登録 | データ共有 | SIEF
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