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 欧州化学物質庁、化学物質の情報を容易に検索できるデータベースを公開

発表日:2016.01.20


  欧州化学物質庁(ECHA)は、欧州で使用されている化学物質の情報を容易に検索できるデータベースを公開した。データベースは、3層で構成されている。第1層は、化学物質の主な情報を平易な英語でまとめた情報カードで、身の回りでどのような化学物質が何に使用されているか、またその危険性や注意事項を把握できる。第2層は、化学物質の環境、健康、物理化学的特性に関するより詳細な説明であり、企業や科学者、規制当局が活用しやすいよう設計されている。第3層は、REACH規則のもと企業からECHAに提供された元データが示されている。データベースには、12万の化学物質の分類と表示、REACH規則のもとで登録された1万4000の化学物質の危険性と安全な使用方法、化学物質の特性と影響に関する200万の研究の概要、168の高懸念物質、EUで使用が規制されている64の化学物質の情報が含まれている。ECHAは、このデータベースによって、情報を収集するだけでなく、市民や規制当局にとって使いやすい形で提供する役割を果たしていくとしている。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | データベース | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質
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