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 ドイツ連邦内閣、全国の水路ネットワークの自然を再生する「ドイツ・ブルーベルト」プログラムを承認

発表日:2017.02.01


  ドイツ連邦内閣は、連邦環境省(BMUB)と連邦交通省(BMVI)が提案していた「ドイツ・ブルーベルト」プログラムを承認した。これは貨物輸送路として使用されなくなったドイツ国内の2800キロメートルに及ぶ運河などの水路を再自然化し、大規模・小規模河川や海にもつなげた全国規模のビオトープのネットワークを構築するもので、年間5000万ユーロの予算で30年をかけて実施する。水路の再自然化により生物多様性の保全とともに、ウォータースポーツなど余暇活動の場としても魅力的な景観を作り出し、水資源の可能性を活かしていくという。現在すでにライン川とヴェーザー川で5つのモデルプロジェクトが行われている。これらに対してはBMUBが500万ユーロを拠出し、河川だけではなく岸辺や氾濫原など周辺の再自然化も行っている。また支流の水路などには地域ごとのプログラムが策定されており、第三者の所有地内にある水辺環境にはBMUBが独自の助成を行うという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード ビオトープ | 生物多様性 | 水資源 | ドイツ連邦環境省 | 水路 | BMUB | 水辺環境 | 再自然化
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