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 ドイツ、全国の旧水路を再生し自然の水域ネットワークを構築する「ブルーベルト」プログラムを開始

発表日:2015.09.23


  ドイツ連邦環境省(BMUB)と連邦交通省(BMVI)は、使用されなくなった全国の水路(河川や氾濫原、運河など)を再生し、自然の水域ネットワークを全国規模で構築する「ブルーベルト」プログラムの立ち上げを発表した。交通の変化により貨物輸送の役目を終えた水路は、全国で2800キロメートルに及び、生態学的には高い価値を秘めている。「ブルーベルト」は、多くは国が所有するこのような水路の自然を維持、あるいは再自然化し、水域のビオトープを全国的に繋げていくことを目指したプログラムである。自然の保護だけでなく、河川氾濫の予防、余暇への活用など様々な可能性が期待されている。実施期間は、今後数年から数十年の規模で考えらえており、まずこの中からネットワークに入れるべき場所の選定と優先順位付けを行っていくという。環境省はこのプログラムに対し、2016年から2018年までに将来投資プログラムの中から500万ユーロを拠出する。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード ビオトープ | ドイツ連邦環境省 | 自然保護 | 生態学 | 水域 | 水路 | BMUB
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