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 イギリス自然環境研究会議、大気中から温室効果ガスを除去する方法を探る研究プログラムを起ち上げ

発表日:2017.04.20


  自然環境研究会議(NERC)、経済社会研究会議(ESRC)などイギリスの複数の学術機関や政府機関は、地球温暖化を防ぐため、大気中から温室効果ガス(GHG)を除去する方法を探る研究プログラムに共同で860万ポンドを拠出すると発表した。大気中から大量のGHGを除去する方法はこれまでも研究が進められているが、大規模な実証はされておらず、実現可能性や社会的影響、市民がどう受け止めるかも大きな問題である。そのため、農地土壌や森林での炭素貯蔵量拡大の可能性、メタンガスを大気中から除去する新しい方法、鉱山廃棄物を使ったGHG除去技術、バイオ燃料用作物を発電に使うと同時に炭素回収貯留を行う方法など、さまざまな方法について可能性と影響を探るという。イギリス単独での問題解決は不可能なことから、地球規模でのGHG除去の可能性に関する政治、社会経済、技術、環境の問題にも取り組む予定。すでに多機関による学際的共同研究4件と個別研究7件がこのプログラムから資金提供を受け、イギリス国内40の大学や研究機関から約100人の研究者が参加している。

情報源 イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス自然環境研究会議(NERC)
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | バイオ燃料 | 温室効果ガス | イギリス自然環境研究会議 | NERC | メタンガス | 炭素回収・貯留 | GHG | 炭素貯蔵
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