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 アメリカ海洋大気庁など、エリー湖西部で深刻な夏季有害藻類ブルームの発生を予測

発表日:2017.07.13


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)などは、2017年夏季にエリー湖西部で深刻な有害藻類ブルームが発生するという季節予報を発表した。2017年夏季のブルームは2013年および2014年と同程度で、2015年の記録的ブルームよりは小規模と予想されている。ブルームの深刻度を示す指標では2015年は10.5だったのに対し、2017年は7.5と予想されている。この指標は存続期間を通じた有害藻類のバイオマスに基づき、5を超えると有害なブルームとなる可能性がある。大規模なブルームの毒素は小規模なブルームほど濃縮されないため、ブルームの規模は必ずしも毒性を示すわけではない。また近年、ブルームは7月下旬にエリー湖西部の水域で発生し、8月上旬に増加しており、弱風だとブルームの毒素が濃縮しやすいという。NOAAでは、毒性を予測するツールを開発中で、2017年後半には新たな人工衛星によって現在より10倍詳細にブルームの規模を観測できるようになるという。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード 人工衛星 | NOAA | 予測 | 毒性 | アメリカ海洋大気庁 | 有害藻類 | ブルーム | エリー湖
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